
いやだーいやだー。帰りたくないー。帰りたくないよー!

1ヶ月にも及ぶ、人生最後かもしれない夏休みが終わろうとしている・・

正確には冬休みなんだけど、常夏の地、カンクンにいるともう今が冬なのか夏なのかわからない・・

マイナス10度のボストンに帰りたくない・・

英語わからない地獄に帰りたくない・・・
さようならグアナファト
音楽の町


グアナファトを離れる2-3日前に気づいたこと。ここには24時間音楽が流れている。

いや、24時間っていうのはウソなんだけど、だいたい起きている時間とベットに入って寝るまでは音楽が流れている。

どこの道を歩いていても、ギターやバイオリンを弾いている人がいて、大きな広場は絶え間なく誰かが演奏をしている。

誰かがチップを払えばタダで演奏が聞けることを逆手に取り、ベンチに座って少し待機すれば生演奏が聴き放題。

演奏を聴きながら、キンドルで本を読みリラックスする午後は最高。

こんな小さな町なのに、楽器をできる人の割合の高さは異常だと思う。こんな町に生まれたら、音楽に囲まれて演奏家に憧れる子供も多いんだろうな。

ちなみに、私ピアノ弾くんです笑。10年以上前にYouTubeにアップロードした動画が10万以上再生されたのは唯一の誇り笑

あー、ピアノ、弾きたいなぁ。
さようなら中華



グアナファトを離れるもう一つの悲しみは、激安中華を食べられなくなること。

グアナファトには2つの中華レストランがあり、両方とも値段は同じで一食2ドル以下で満腹になることができる。

ある時、店員が持ってきた新しいオカズが美味しそうで、これを頼むことができる?と聞いたら、これは従業員のまかないだからダメと言われた。それはしょうがない。しょうがないさ。

しかし、その店員は自分がオーダーした料理を包装していた際、こっそりそのまかない料理も入れてくれたのだ!!ニコニコしながら、とても嬉しそうに。その時点でもう一生付いてきますよ、兄貴。

そんなこんなで、図々しくおかずも一品増えて、公園で音楽を聴きながら中華を食べたのでした。
俺の街


いやいや、オレらが泊まったAirbnbマジで最高。グアナファトの頂上で、バルコニーから夜景が見れるんだよ。一日30ドルぐらいで安いしさ。

内装もおしゃれで女子が好きそう、美味しいコーヒーも付いてて、さらにさらに、エアコンがなくて夜はめちゃ寒くて、冷蔵庫もないから牛乳は一日で全部飲まなければならない!

電子レンジはあるけど皿はない!おしゃれな時計はあるけど、時間は止まっている!

オーナーの名前はマリオ(仮)。ちょっと背が小さくてヒゲが生えていたのでマリオと呼ぶことにした。

彼はグアナファトではちょっとしたビジネスマンで、6軒の部屋をAirbnbで運用しているとか。かなり自分の町に誇りを持っており、オレがグナファトを褒めるたびに「Enjoy my city」を繰り返した。

お、お前の町だったのか・・と一瞬思ったりもしたが、そこは大人な私、ガッツポーズで乗り過ごした。
隠されたビッグスーパー

ちなみに、マリオにコーヒーどこで買ったの?と聞いたら、スーパーだよと言われた。

いやけど、結構町の中歩いたけど、スーパーなんて見なかったぞ?あるのは個人商店とコンビニだけ。

・・・そう、グアナファトには、観光客には隠されたビッグスーパーがあったのだ!!


外から見るとなんの変哲も無いこの建物。中に入ると・・

ウォルマート並の総合ビッグスーパー!


個人商店で200円で買っていた水が、20円で売っている・・。

観光地にきたら、まず一番にスーパーを確認することが重要だぜ。
カンクン
ウーバーが使えない

グナファトのあとは、最後の目的地、カンクンへ。飛行機で3時間。到着後、問題発生!!

カンクンではウーバーが使えないのだ!!!

せっかく金を払ってカフェでまずいトマトージュースを飲み、wifiを借りたのに・・

しかも、空港のバンやタクシーはクソ高い。グナファトの10倍ぐらいの値段を出してきやがる。

最終的に、地元の人が使うような少し安めのバスで自分たちのホテルへ到着。
高い

カンクンで感じたのは、物価が高い。メキシコシティの2倍、グアナファトの5倍ぐらいの物価である。

観光地として相当コマーシャライズ化されており、英語が喋れる人も多く、ドルが使える店も多い。

オレたちが泊まった場所はリッツ・カールトン・・・の前のAirbnbで高級レストランが多い場所なのかもしれないが、とにかく全ての値段がアメリカ価格のような気がした。むしろ、休暇が終わってアメリカに帰ってきたような錯覚。

道もでかいしビルも多いし車が多すぎる!!
ビューティフルビーチ


物価が高くてがっかりしていたんだけど、ホテルのすぐ近くのビーチに行ったらそんなこと吹き飛んだ。

な、なんだこの青さは・・。な、なんだ、この透き通った水は・・。

青い空!


白い雲!


夏だ海だ太陽だ!


と、人生で一度も言ったことをないようなセリフを言いたくなるような景色である。
イザックとの出会い

海外旅行していると、結構ツアーを売りつけてくる奴に遭遇することあるじゃん?

イザックもその一人で、本物のメキシコ料理食べたい?と声をかけてきて、レストランのスペイン語を英語に訳してくれて親切な人だなーと思ったら、レストランの外の旅行代理店のおっさんだった。

「学生なの!?じゃあ安くするよー!学生証あるー!?」「二つツアーを買ってくれたら安くする!」「Ryoはギャンブル好き?コインでおもてが出たら・・」

「俺はこの道40年、62歳、嫁も子供もいる。嘘をつかないことで生き残ることができたんだ。」

イザック、できるビジネスマンや。会話を挟みつつ、うまく買いたい気にさせてくる・・。

もう少しで買ってしまうところだったが、ひとまずビーチに行ってプランを練ることに。

しかし、ビーチが綺麗すぎて、ツアーに行かずに結局3日間全てビーチでゆっくりすることに。イザックごめん。
優しいイザック

イザックの店はオレのホテルと近すぎて、外に出るたびにRyo!と声をかけられる。

その後、イザックに「どうなった?」と聞かれた時は、潔く「ビーチが綺麗すぎてツアーやめたよ」と伝えると、暇なのかまた雑談に。

「ビーチならあっちに行った方が良い」「俺らローカルはここに行く」「日本の芸者のあの話は本当か?」

「金持ちになったらツアー買ってくれよ」「今度くるときにはうちに泊まれ」

と、最終的に電話番号を交換するほどの仲に。

世の中、いい人もたくさんいるもんだな・・。

いやぁ・・1ヶ月も休んで、社会復帰できると思えない・・英語とまた向き合う日々が始まる・・。

そろそろ本格稼働するか・・。これから1年間、よろしくお願いします!この1年で、みなさんの英語上達しますように!もちろんオレも!